この記事ではアオアシの栗林晴久について解説します。
アオアシ中でおそらくアシトの目標になるであろう栗林。
物語の序盤はニュース記事などで「天才」「エスペリオンユースの至宝」として、物語の中盤からはアシトと共に実際にプレーし、その凄さを読者が肌で感じられるようになりました。
この記事ではそんな栗林がいかに天才か、そしてアシトとどう絡んできたのか、をメインに解説していきます。
正直、結構登場しているんだけどあまりまとめることないんだよね...
ちなみに栗林のモデルについては別記事でまとめましたので、興味がある人は下のリンクからどうぞ!
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【アオアシ】栗林晴久の基本情報
・エスペリオンユース(トップチーム帯同)の2年生MF
・「エスペリオンユースの至宝」と称されるほどの技術
・天才すぎて言っていることが理解されない
・アシトに一目置いている
・阿久津とは割と仲が良い
・花に昔一度手当してもらったことがある(が、特に特別な感情を持っているようには見えない)
・好き嫌いが激しく、花に献立表を作ってもらうことになった(7巻)
栗林って結構登場しているんですが、いつもすごいすごい言われていてあまりまとめるところがありません。
苦悩らしい苦悩を見せたところはトップチームからユース帯同を告げられた時ぐらいじゃないですか?
それも福田監督の要請でしたしねえ。
花に昔手当してもらったというのはアシトと花の関係性に一捻り入れたいがための設定だと思いますけど、そのほかの交友関係を見ていると、やはり才能は才能に惹かれるんだな、という感じですね。
好き嫌いが激しいのはイチローあたりを参考にしてみた感じなんですかね。
これがきっかけで花に献立表作ってもらうことになりますけど、この設定もラブコメ的にはともかく、今後あまり重要になるとは思えず。
好き嫌いの話は「まんぷく食堂」でお好み焼きをアシトたちと食べた時も話していましたね。
また、アシトに自分のノートを渡すシーンや、お好み焼き屋の後での話からわかるように、栗林は突き抜けすぎていて、話していることを理解してくれる選手があまりいなかったようです。
アシトは理解できたようですが。この感じでいくと阿久津も理解できたんでしょうね。だから栗林と仲が良い、と。
天才ならではの苦悩、といったところでしょうかね。
アシトのプレミアリーグデビュー戦の柏台商業戦でも、最後の最後、栗林の意図を理解して動けたのはアシトと阿久津だけでした。遊馬ですらあの時は栗林とうまく連携できてなかったですからねえ...
栗林晴久の特徴1: 並外れた技術
栗林といえばその並外れた技術。「エスペリオンユースの至宝」の異名は伊達ではありません。
読者がアシトとともに初めて栗林のプレーを目にするのが、エスペリオンユースBチームがリーグ初勝利(トライアングルの試合)を挙げた試合のあとの焼肉屋でした。
ユースながらトップチームに帯同した栗林がJリーグデビュー。
キラーパスを中心に目立ち、最後には決勝点のアシスト。Jリーグで無双していました。
この時はキラーパスだけでしたが、のちにユースに帯同してアシトとともにプレミアリーグを戦うことになってからはさらにその技術の描写が際立ちます。
柏台商業戦が良い例でしょう。勢いのあるGKからのキックを全く振り向かずトラップ、そのまま敵2人をドリブルで抜き去る。
その後もとにかく敵はボールに触れません。ファウル覚悟で止めようとしてもそもそも触れない。
義経や桐木の場合はファウル覚悟で止めに行っても倒れない、でしたが栗林の場合は「触れない」笑。
どこまで登りつめるのか。末恐ろしい選手です。
栗林晴久の特徴2: 目線は常に世界一
栗林の凄さはその技術だけでなく、目線の高さにあります。
アシトがAチームに上がったある日の夜、花に頼まれた栗林がアシトにアドバイスをしにやってきます。
その時に栗林のノートを読んだアシトが一言、「栗林さんみたいな人は、どこを目指してサッカーやってんすか。」
その時の栗林の答えは衝撃的でした。
今この瞬間、世界最高の選手って誰だ、青井?
その時代その時代、世界中の誰にこの質問をしても、パッと思い浮かぶ選手っているだろ?
俺は、それが俺でありたい。
たった一度の人生をサッカーに投じると決めて、そこを目指さない理由が俺にはよくわからない。
(アオアシ14巻の栗林の発言より引用)
今の時代ならメッシとかクリロナとかですかね?(サッカー自体はあまり詳しくないので見当はずれだったら申し訳ないです)
栗林もJリーグでは活躍している、というレベルなので、もちろん現実的ではありませんが、目線はめっちゃ高い。
アシトはこの発言を聞いて、プロを目標にやってきた自分を反省してもっと目線を高く持とうと決意するわけです。
お好み焼き屋の後で平も言っていましたけど、本当に最高な男です。栗林ってやつは。
栗林晴久の特徴3: アシト大好き
そんな栗林ですが、才能のある選手に惹かれるのか、客観的にみてアシト大好きです笑
アシトの俯瞰の能力に気づいた4人目ですからね(福田監督、冨樫&遊馬に続き)。特にAチームで一緒にプレーするようになってからは頻繁に声をかけています。
花に頼まれたとはいえ、自分のノートはアシトに渡すし、東京VANS戦を観戦している時にもアシトに注目しているし。
船橋学院戦では、エスペリオンユースの5レーン作戦に対し5バックで対抗してきた相手を見てアシトに上がるように指示。
アシトの俯瞰の能力を一番信頼しているのは栗林、というね笑
後半も、自分を突き通そうというアシトに、
俺の想像すら超えるようなプレーを、見せてくれるってことだな。
付き合うぜ青井。
とまあ本当にアシト大好きだなと。
ちなみにアシトはこの後、確かに栗林の想像を超えるプレーを見せてくれました。トリポネのシュートを防ぐためにぺナルティエリア内ハンド、レッドカード一発退場という形で...
栗林晴久のベストゲーム:柏台商業戦
栗林は大抵出場した試合では無双しているのでベストゲームを決めるのが難しいんですよね汗
船橋学院戦と迷ったんですが、あれはむしろ最後は阿久津が持っていったので柏台商業戦にしました。
栗林はトップチームからユース帯同に切り替わった直後で、後半途中からの出場。
その圧倒的な技術で相手を圧倒します。相手チームどころか味方のアシトまでその技術に呆然。
しかし、諦めない柏台商業。普通のチームは栗林が出てきた瞬間に試合を投げるものですが、柏台商業は諦めずにプレーを続けます。
その姿勢は栗林も試合後に賞賛していました。
さて、このゲームがベストゲームたる所以は、一番最後のアシト、栗林、阿久津のカウンターからの追加点です。
この試合がプレミアリーグデビュー戦だったアシト。途中出場で入ってきた栗林のレベルの高さにただ驚くだけ、という感じでした。
しかし、柏台商業の掛け声「ピッチの中では考えることをやめるな」でハッと我に帰り、栗林のプレーを観察しつつ、どう動けばいいのかを考え始めます。
そしてそれが実を結んだのが後半アディショナルタイム。センターサークル付近からの相手チームのフリーキックの時でした。
栗林は相手チームのとある選手がこの試合よく裏をとっていたのを見て警戒。
しかし誰もチェックにいく選手がおらず、守備のために自陣に戻りかけます。チェックすればカウンターの起点にもなれるのに...
と、その思考をキャッチしたアシトがその選手にチェックしに行き、それを見た瞬間に栗林は前に走り出します。
そしてボールを相手から奪った味方からボールを受け取ったアシトは、迷わず栗林にロングフィード。
それを受け取った栗林ですが、相手DFとの1対1で時間を稼がれます。あと一人、枚数が足りません。
もう一人。もう一人いねぇかな。
俺の、イメージ通りに動いてくれたヤツが。
(アオアシ13巻より)
そこにタイミングよく走りこんできたのが阿久津! 栗林は阿久津にパスを出し、フリーの阿久津が見事追加点!
栗林の意図を察知したアシトと阿久津。見事な3人の連携でのゴールでした。
栗林が仲間とこんなに喜んでいるところってこの試合ぐらいでしか見れないんですよね。
そういう意味もあってベストゲームにさせて頂きました。
まとめ
この記事ではアオアシの栗林晴久についてまとめました。
特に
・基本情報
・卓越した技術
・常にトップを見据える姿勢
・アシト大好きな点
についてまとめました。
もうトップチームに上がってしまった(20巻)ので栗林のプレーを見る機会はほとんどなくなるでしょうね。
アシトとプレーする姿をもっと見たかったので残念でなりません。最後の船橋戦もあんなことになっちゃったし...
それでも栗林は常にアシトのはるか先を走り、アシトの道しるべになってくれると思います。
今後の栗林の活躍に期待です!
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