今回はアオアシの中村平について徹底解説したいと思います!
最新刊近くまで読んでいないと、あまり平の印象が残っていない人もいるのではないかと思います。
そう、Bチームの初練習でアシトに声をかけてきたバンダナの先輩、彼です。
あとは…Bチームの初試合でゲームキャプテンやって、あまりの1年生の不甲斐なさにキレたりとか。そう、その彼です笑
Aチームでは平が肉離れを起こしたんでアシトが初出場できたりもしました。
この記事では、そんな平について解説していきます。
なお、最新20巻に関するネタバレが含まれているんで、まだ読んでいない人は注意してください。
【アオアシ】中村平の基本情報
・エスペリオンユースの2年生。MF,DF。
・父は警察官。
・実力的にはAチームの控え相当。Bチームではキャプテン的な役割。
・トレードマークはバンダナ。外すと山田と区別がつかない(私だけ?)。
・非常にフレンドリー。周りを気遣ったりアドバイスしたりできる性格。
・船橋戦後に…
よくよく読み返してみると、長野とともにアシトが初めて会話する上級生になりますね。
あ、阿久津がいたか…まあ彼は別枠ということで笑
私もそうですが、最近の船橋戦絡みで急に彼がクローズアップされてきたので平の存在を意識するようになりました。
でも、最初から読み返してみると、ちょくちょく平はいろいろな動きをしているんですね。
2年生版大友みたいな。
ということで、最初は平の「周りを気遣える能力」について解説していきます。
【アオアシ】平の特徴:周りに気を配れる
とにかく平はフレンドリーですが、何も考えずにフレンドリーに接しているわけではありません。
孤立している選手や悩んでいる選手を見つけて話しかけている節があります。
つまり、周りをよく観察している、ということですね。
え?本当にそうかって?
実はいくつかそれを象徴するエピソードがあります。例えば…
Bチームでの気を配る平のエピソード
・Bチーム練習初日、練習についていけないアシトをフォローし、アドバイスを送る
・Bチームで浮いていた冨樫を励ます声かけをする。
・Bチームの試合で大体ゴール後にいつも駆け寄ってくる。
・Aチームに上がってもBチームのミーティングに参加する。
アシトに練習で最初に声をかけ、しかも冨樫にアドバイスを求めるように助言したのはまさに平でした。
その冨樫にも、浮いていると見るやすぐに声をかける(回想シーン)など、本当に周りをよく見ています。
グラウンドの外でアシトの視野がある、みたいな。
なお、Bチームの試合で誰かがゴールを決めるとだいたい平が駆け寄ってきます。
まあBチームではキャプテンだったので当然っちゃ当然なんですが、彼の人柄が出ていますよね!
Aチームでの平の気を配れるエピソード
・アシトたちがAチームに昇格した初練習でもフォロー。
・さらにAチームに圧倒されたアシトたちを夕食に誘う
・孤立していた阿久津を(半ば無理やり)夕食に誘い、チームに溶け込ませる
Bチームに引き続き、Aチームでもアシトたちに最初に声をかけたのは平でした。
というか、他のAチームの人、いくら何でも冷たすぎやしませんかね。
ジュニアユース上がり、1年生ズもコミュ力低い人多かったですが、2,3年生もかよ!と思いましたよ。
高杉あたりが本当はやることだと思うんですが。
さらに、Aチームでの練習初日を終えたアシトたちを先輩飯に誘ったのも平…ではなく声をかけたのは松永ですが、私は発案者は平だと信じています(笑)。
あるいはスカウト入団である松永も平に誘ってもらってチームに溶け込めて、それで後輩を誘ったのかもしれません。
20巻の回想シーンで阿久津もお好み焼き屋に誘ってますからね、平。
外部入団生をチームに溶け込ませるのは平の役割だったようです。
あの阿久津を誘うとかなかなかできません。すごい男だ、平…。
と、色々並べてみましたが、めちゃくちゃいっぱいありますね。
漫画に出ていないエピソードもいろいろあるようで、他の選手たちからの信頼も非常に厚い。よく相談や悩みを聞いていたようです。
引退騒動の時は、平の話を聞きにかなりの人数の選手が集まりました。
私が勝手に思っているだけですが、高校サッカー、いわゆる「部活」だったらまさにこういう人がキャプテンなんでしょうね…
実力が仮に足りなくても、ベンチのキャプテン、という立場になりそうです。
「個」の力を重視するユースにおいても、「平のために」とみんなに思わせるぐらいの存在なんですから。
ただ、エスペリオンユースにおけるキャプテンは「個」の力も必要で、そういう意味では平には力が足りなかったのかもしれません。
肉離れがくせになっていたようなので、怪我さえなければ...という感じだったんでしょうね。
中村平の引退を勝手に推測!
さて、ここまでネタバレになるので言及を避けてきましたが、最新20巻で平はサッカーを引退します。
その引退について、漫画では平は「心が折れた」と言っており、最後までそれ以上の理由は語られることはありませんでした。
ですが、私なりにいろいろな場面を総合しつつ、ちょっと引退理由を補足説明できるかなと思ったので、解説を試みます。
完全に最新20巻までのネタバレになりますので、未読の方は注意して下さい。
そもそも平の引退話は唐突にストーリーに出てきた印象があるのですが、作者の小林先生のブログ(https://ameblo.jp/yugo-kobayashi0503/entry-12594100374.html)によると、12巻のお好み焼き屋の時点で平は引退を決意していたそうです。
栗林の話をする時のどこか寂しそうな顔は、すでに引退を決意していたかららしいんですね。
20巻で栗林と話していた回想シーンでは「柏商戦で肉離れが再発した時に決めた」と言っていましたが、おそらくそれ以前から考えてはいたんでしょう。
肉離れはあくまで最後の一押しだったかと。
平自身は引退の理由を「心が折れた」と言っていました。周りのみんなは挫折しても何度でも這い上がってくる。自分はそこまでできるほどサッカーが好きじゃない、と。
いや、嘘だろ。だってめっちゃ泣いてんじゃん。エスペリオンユースの宿舎を去るとき。
実力が足りないことは分かっていて、それでも続けるのか、続けないのか、平は相当苦しい選択を迫られたと思うんですよ。
それで続けないから、続ける人ほどサッカーが好きじゃない、という結論になったと思うんですが、同意する人はいないはず。
何かに挫折した経験がある人は多いと思うんですけど、その「何か」を辞めるときって、一言で表せない、すごい複雑な感情があると思うんですよ。
平の引退話を読むときに、平の言葉をそのまま鵜呑みにせず、自分の経験と合わせて読むと色々と感慨深いかなと思います。
ちなみに私は野球をやっていて高校の途中で辞めた経験がありますが、平ほどではないけど感情としては似たようなものだったのかな、と今は思います。
まとめ
この記事では中村平についてまとめました。
特に
・中村平の基本情報
・周りに気を配れる性格
・引退理由の推測
について書きました!
義経、大友もそうですが、平みたいな周りに気を配れるキャラは好きなんですよね。
引退してしまって悲しい限りですが、小林先生のブログにあったように、引退騒動がなければ平は「アシトたちがBチームにいた時の良き先輩」で終わってしまい、読者の記憶にも残らなかったことでしょう。
この挫折からの引退騒動があったからこそ、平にスポットライトが当たったのも事実。
皮肉ですよね。引退するからスポットライトが当たる。閉店するから客が殺到する店みたい…
今後のアオアシのストーリーで、例えば試合を平が見にくる、みたいなシーンがちょっとでもあると平も私も(笑)救われるかなと思います。
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