この記事ではアオアシの竹島龍一について解説していきます。
1年生ズの中では出番が多い方なのですが、微妙に目立ってなくてちょっとかわいそうな竹島。
この記事ではその守備力と、冨樫との確執を中心にまとめていきます。
【アオアシ】竹島龍一の基本情報
・エスペリオンユース1年生DF。主にCB(センターバック)を担当
・赤毛のリーゼント
・守備力の高さは1年生随一
・グラウンド内外での切り替えが早い
・モテる
朝利や冨樫に比べると若干影の薄い感じがする竹島です。赤毛のリーゼントなんて結構ぶっ飛んだ設定ですが、不良枠は完全に冨樫ですし。
むしろアシトにロングフィードの蹴り方教えたりとか、橘の夜練にユース昇格生の中でも早くに賛成するとか、結構いい奴的な描写が多いです。
アシトと絡み始めたのがアシトDF転向の後からですからね。どうしても影が薄くなるのはしょうがない。
そして、竹島というと活躍しているところよりもやらかしている印象の方が強くないですか? ちょっと不遇なキャラとも言えます。
竹島龍一の特徴その1: 小さい頃から守備一筋! 抜群の守備力!
朝利がアシトに言っていたように、朝利も冨樫も攻撃的なDFの中で、竹島は昔から完全に守備型のDFだったようです。
武蔵野戦後半での冨樫評によれば、その守備のうまさは相手との距離の取り方にあると。これについてはベストゲームのところで詳しく解説します。
しかし距離の取り方って漫画だと絶妙に表現しにくい部分ですね...
で、実は竹島の守備が賞賛されたのは(なんと)ここまでで、アシトたちがAチームに上がってからは、
・夜練で福田監督から「腰があからさまに進行方向を向く。目線の動きも簡単に読める。もっと相手を騙しにかかれ」と指導される
・東京VANS戦では重心の移動のくせを読まれて抜かれる
・船橋学院戦のスタメンを決める紅白戦でも平に抜かれる
など、正直いって散々です。これ本当に1年生の中で最高の守備力なのか?
とはいえ、アシトとポジションが近いDFなので、そのうちAチームでも出番があるでしょう。その時の活躍に期待することにします。
竹島龍一の特徴その2: グラウンド内外の切り替えは早く、彼女を絶やさない
竹島の特徴として、オンとオフ、プライベートとサッカーの切り替えが早いことが挙げられます。
アシトがDFに転向した直後のことですが、アシトにブチ切れた練習後、ニコニコしながらアシトに話しかけたりしてましたよね。
そしてニコニコする傍らにいたのが、彼女(理容師の娘の多恵ちゃん)ですね。
竹島、子供の頃からモテます。大友が殺意を抱くほどに。
冨樫の回想シーンでも、子供の頃の竹島はモテまくってました。黄色い声援浴びまくり。
いや〜大友、朝利に殺意を抱いているけど、まずは竹島の方だと思うよ。
竹島と冨樫との確執
次の特徴に行く前に、竹島と冨樫の確執について説明しておきたいと思います。事前知識として必要なので。
この2人の確執は、小学生の時まで遡ります。
実は冨樫、小学生の時にエスペリオンジュニアの練習生として練習に参加していました。
その時に彼はエスペリオンジュニアの選手に原因不明のイライラを抱くわけです。
そして入団できるかどうかを判断する試合で、冨樫はそのイライラの正体に気づきます。
その試合の日はエスペリオンのジュニアユースの監督が来ていました。ジュニアの選手にとってはぜひともアピールしてジュニアユース昇格の可能性を高くしておきたいところ。
そのせいもあって、選手たちはその監督の方をチラチラ見て、しかも普段とは違って勝ちに繋がるプレーよりも自分をアピールするプレーに終始します。
前の試合では「その方が入る確率が高いから」とゴール前でパスした黒田は監督の前では自分でゴールを決めに行く。
前の試合ではガンガン攻撃参加していた竹島が、監督がいるとカウンターからの失点を恐れて前に行かない。
ジュニアユースの監督がいる時といない時でプレーが違うことに冨樫は激怒。
さらに怪我のリスクがあるとみるや、失点しそうな場面で誰もボールをクリアに行かず(結局冨樫ゴールネットに突っ込みながらクリア)。
このことに冨樫はさらにブチギレ。アカデミーのサッカーは「怪我をしない→プロになる→勝つ」の優先順位であること、そのことに自覚がないことを指摘し、大げんか。
ここから冨樫とユース昇格生(特に黒田、竹島)との確執が始まったのでした。
どちらが正しいかはともかく、福田監督が求めている「強さ」は冨樫の方でしたね。
竹島龍一の特徴その3: 冨樫絡みで自分の弱さと向き合うことになる
特徴、というか物語上こうなる、という話なのですが。
竹島が冨樫に諭される場面は2回あります。どちらも冨樫が関わっているのが面白いところ。
竹島が自分の弱さと向き合った武蔵野戦
竹島は昔からあまりガツガツしたところを見せたことがない感じでした。勝利への渇望が見られないといいますか。
冨樫が練習生としてエスペリオンジュニアに参加した時、そして現在のエスペリオンユースの竹島を見て同様のことを思ったんでしょう。
しかも、冨樫の回想でわかるように竹島自身がそれを分かっていない。「自分はちゃんとやっている」という思い込みがあります。
Bチームが連敗していた時に竹島が発した、「冨樫とは一言も喋らないのに最少失点で守っている」はよくよく考えてみると噴飯ものの発言でした。勝つためのベストを尽くしていなかったわけですからね。まあこの部分は冨樫も一緒なんですが。
そして多摩体育大学附属戦(義経が出た試合)で冨樫と竹島のお見合いからの失点。そして試合後の冨樫と竹島の喧嘩。
竹島が自分の弱さと向き合うにはこれぐらいの状況が必要だったという事ですね。意地を張っているのは竹島だけじゃなく冨樫もなんですが。
そして、まず自分の弱さと向き合って夜練の提案をした橘をフォロー。ユース昇格生が練習に参加しやすい雰囲気を作ります。
さらに武蔵野戦の前にはバリカンで丸刈りにして気合いを注入。今までとは違う姿を見せます。
「昔からよ、赤毛のリーゼントが気合いを入れるのは丸刈りって相場決まってんのよ。」は色々な意味で名言だと思います(スラムダンクリスペクト?)
前半こそ冨樫との連携の悪さで大ピンチを招きますが、ハーフタイムに望コーチの助言もあり修正。後半では冨樫と見事な連携を見せ、見事に相手攻撃陣を押さえ込みました。
お互い意地を張っていたのをやめ、相手をちゃんと認めるようになったからこその連携でしたね。そもそも関係が悪くても試合には持ち込まないのが平の言うところの「プロフェッショナル」だとは思いますが、この試合はいい転機になったようです。
竹島が逃げを指摘された東京VANS戦
武蔵野戦で自分の弱さと向き合った竹島ですが、もう一度自分の弱さと向き合う機会がやってきてしまいます。そう、東京VANS戦です。
U-18日本代表のため、主力が抜けたエスペリオンユースは、この試合のDFラインにアシト、冨樫、竹島、朝利の1年生ズを起用。
夜のロープ練習(こう書くと卑猥だな...)の効果もあり、開始直後こそ自力で上回る東京VANSの攻撃を押さえ込みますが、徐々に劣勢に。
実は竹島と朝利はミスを恐れるあまり、奪ったボールをすぐにクリアしていたのですが、そのクリアボールを東京VANSに狙われ、ずっと相手の攻撃ターンになっていたのでした。
そのことを冨樫が気づき、指摘。この指摘の場面、結構感動的なのでぜひ漫画で読んでみてください!(15巻)
竹島のベストゲーム:武蔵野ユース戦
ベストゲームというか、よくよく読み返してみると竹島の守備力が発揮された試合が武蔵野戦しかありませんでした笑。
ちょっと扱いがかわいそうな気がしますが...。
その守備力が発揮されるのは後半です。
冨樫によると、
竹島の野郎の...守備力の高さ...その一番の要因は「距離の取り方」これが抜群にうまいところだ。
相手のスピードを見計らって、一番嫌なタイミングで、相手にプレッシャーをかけにいく。
(アオアシ11巻より引用)
だそうです。この絶妙な距離感で相手の選択肢を限定させ、それを理解した冨樫がフォローに行く、というコンビネーションを見せました。
この距離の取り方、Aチームでも早く発揮される日が来て欲しいですね...
まとめ
この記事ではアオアシの竹島龍一についてまとめました。
特に
・基本情報
・守備力の高さ
・オンとオフの切り替えの速さ
・弱さと向き合った武蔵野戦、東京VANS戦
について解説しました。
Aチームではまだあまり活躍している印象のない竹島ですが、志村、山田が将来的に抜けるときは朝利と竹島がそこに入るのでしょう。
ぜひ竹島が大活躍する試合を見たいものです。
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