アオアシのキャラ

【アオアシ】冨樫慶司について徹底解説! ヤンキーを地で行く情に厚い男の素顔に迫る!

 

今回はアオアシの冨樫について徹底解説したいと思います!

 

冨樫といえばヤンキー、というのが私の印象なんですが…汗

 

冨樫の行動に注目して改めてアオアシを読んでみると、

・ヤンキーらしく情に厚い

・実は決めつけが激しい

という冨樫の性格が明らかになってきました。

 

杏里との関係も気になるところですよね…

 

ということで、早速冨樫について基本情報からまとめていきましょう!

【アオアシ】冨樫慶司基本情報

  • エスペリオンユースにはスカウト入団
  • ポジションはDF(長身と体格を活かして主にセンターバック)。
  • ヤンキーを地でいく容貌、性格

 

私は完全に忘れていた(汗)のですが、冨樫はスカウト入団なんですよね。だから実力は折り紙付き。「ジュニアユース出身とは違う、型にはまらない基礎技術を持っている」とは平の評価です。

 

ちなみに下の名前が「慶司」なんですが、これ、皆さん知ってました? 私は知らなかったですよ…?

多分漫画でも下の名前で呼ばれたことはないんじゃないですか?

 

ポジションは、最初はDF,MFと書かれていました。多分サイドバック、サイドハーフメインにするつもりだったようですが(イメージは守備的な黒田?)...

長身DFと言ったらまあセンターバック、ということでかどうかは知らないですが、話が進むごとにセンターバックでの出場が多くなっています。というかほぼセンターバック。

 

1年生ズにおける阿久津の立ち位置、といった感じでしょうか。

【アオアシ】冨樫の特徴その1:素行が悪い

冨樫はとにかく素行が悪い! だいたい入団式の日に暴走族に送ってもらっていますからね!

 

福田監督に「バイクを捨てるかサッカーを捨てるか選べ」と言われたくらいなので相当です。

 

真面目な橘とは正反対ですね。特に仲が悪いわけでもなさそうですが。

 

過去に何かあった…というわけでもなく、単に家庭環境などの問題だったようです。この点、漫画で語られる日は来るのでしょうか。ただ、ストーリーが阿久津と被りそうです。阿久津のストーリーもまだ語られていないですけどね。

【アオアシ】冨樫の特徴その2:情に厚い

冨樫はヤンキーらしく(?)情に厚いところがあります。具体的に4つエピソードがありますので一つずつ見ていきましょう。

 

エピソード1: アシトの夜練習を見逃す

アシトがエスペリオンに入って「止めて、蹴る」の練習を夜通ししていた時ですね。

 

自主練のしすぎでアシトが練習ですぐヘバるのをみかねた望コーチが「まさか消灯後に練習しているのでは?」と、アシトと同室の冨樫に聞いた際、冨樫は「自分は寝ているから知らない」とはぐらかし、アシトをサポートしました。

 

冨樫自身が明確に理由を言っているわけではないですが、その少し前、アシトが母親に「俺にかかっている費用を教えてくれ。プロ入りして全部返す。」と電話していたのを冨樫が聞いていたのが原因だと思います。

 

母親思いのところに感銘したんですかね。いずれにせよ、意外と冨樫いいやつじゃん!と思うエピソードなのでした。

 

エピソード2: 福田監督を男にしに来た

冨樫は過去にサッカーのアドバイスをしてくれた福田監督を強烈に慕っています。

 

エスペリオンユースに入ったのも福田監督への恩返し、といった雰囲気さえあります。

 

もちろんプロになるという目的はあるでしょうが。

 

いや、普通の漫画だと恩義を感じて...というのは普通のことなんですが、冨樫にここまで尊敬させるって福田監督かなりのタラシですよ?笑

 

冨樫と福田監督とのエピソードが収録されているのは4巻ですが、実際に冨樫が福田監督(当時エスペリオンジュニアユース監督)に教わったのは15分ぐらいの短い間だったんですよね。

 

たった15分のアドバイスでこうなるんだから、福田監督恐るべし、ですね。

 

エピソード3: 望コーチとの信頼関係

上に書いた通り、冨樫は福田監督しか目に見えてなかったので、Bチームの望コーチのことを冨樫ははじめ意に介していませんでした。

 

しかし、11巻だったかな。望コーチが冨樫の守備を評価し、「お前はいまのままでいい」と認める回想シーンがありました。

 

その時から冨樫の望コーチに対する見方が変わったようです。

 

信頼にはプレーで答えなければ、ということで、武蔵野ユース戦の後半、冨樫は金田を見事に押さえ込みました。

 

「あのおっさんを困らせたくねぇ」は名言に入れていいんじゃないかなぁ。

 

エピソード4: 平の引退騒動

最近のこと(18巻)なので覚えている方もいると思いますが、12巻では食事に誘われても断った冨樫が、平の引退の説明は聞きに行く、というシーンがありました。

 

望コーチの時とも似ていますが、平がBチームでキャプテンをやっていた時、冨樫の実力を認めたのが彼なんですよね。

 

止めて、蹴る技術、エスペリオンは実力重視だから大丈夫、何かあったら俺に相談しろ…平は阿久津にも似たような言葉をかけていたと思いますが、本当に仲間想いのいい選手でした。

 

平は本当に色々と気の回る男で、彼の記事も別途書く予定です。

 

ということで、冨樫も平によくしてもらったのは覚えていたので、その恩返し、という感じでも無いですが、引退の説明も聞きに行った、というわけなんでしょうね。

【アオアシ】冨樫の特徴その3:決めつけすぎる

Aチームで福田監督に「決めつけて物事を見すぎる」と指摘されていた(14巻)ことを覚えている人も多いかと思います。実はそのエピソードの前に冨樫の「決めつけ」を象徴するエピソードがあったんですよ。

 

冨樫の「決めつけ」を象徴するエピソード: ユース昇格生との確執

冨樫は過去にエスペリオンジュニアユース(中学生版ユース)の試験を受けたことがあります。

 

その時に黒田や竹島の「プロを目指すことが第一、試合の勝敗は第2」という姿勢に大激怒。

 

それ以来、エスペリオンでも黒田や竹島とは折り合いが悪かったんですね。

 

冨樫は黒田と竹島の過去の行動から「ユース生は勝利よりもプライドを優先する」と思っていました。が、別に黒田や竹島たちの行動でユース生全員そうだと決まるわけではないですし、その過去の行動だってその時たまたまだった可能性もあります。時がたって彼らの性質が変わっていることもあり得るわけです。

 

しかし冨樫は「ユース生は勝利よりもプライドを優先する」という見方を崩しませんでした。

 

冨樫のその発言に対してアシトが反論した場面がありましたが(5巻)、この場面、ただひたすらに観察して理解しようとするアシトに対し、決めつけて物事をみる冨樫が非常に対象的ですね。

 

Aチームでの冨樫の奮起:視野を身につけようとする冨樫

冨樫の「決めつけ」が悪い方向に出たのがAチームに上がってからです。

 

杏里に「アシトを無意識に下に見ているのでは」と指摘されたり、前述したように練習中に福田監督に「決めつけ」を指摘されたりとボロボロ状態だった冨樫。

 

彼は一念発起してアシトの「視野」の能力を身につけようと努力し始めます。

 

漫画では「視野の広さ」を身につける練習っぽくなっていますが、私が思うに重要だったのは「物事をありのままに見る」ことです。

 

福田監督の看板の質問(14巻)を見ても、視野の練習を通じて何を富樫に身につけて欲しいかが分かります。

 

実際に冨樫は(アシトほどではないにせよ)視野が広くなり、東京VANS戦でキラーパスを通したりしていました。今後の彼の活躍に期待ですね!

冨樫と杏里の微妙な関係

最後は冨樫と杏里の関係について少し見ていきましょう。

 

アオアシを読んでいるとこの2人の絡みが妙に多いと思いませんか?

 

2人の初絡みは入学式でのエピソード、アシトが黒田や朝利と喧々諤々の議論を繰り広げた後です(7巻収録)。

 

アシトがDF転向を言い渡された後、その理由を、監督になりたい杏里が推察する場面があります。「お嬢」という呼称はこの時誕生しました笑

 

で、それを聞いているのが遊馬と冨樫。

 

もう杏里が絡む男性キャラってアシトを除くとほとんど遊馬と冨樫ですよね。

友達少なくないか...

 

遊馬はほとんど幼馴染みなので、それ以外に会話できる男性キャラがどうも入学式のときに絡んだ冨樫しかいないっぽいです。だからか分かりませんが、それ以降冨樫との絡みが増えていきます。

 

  • (おそらく)アシトのために作ってきたお弁当を渡せなくて冨樫に渡そうとする(9巻)
  • 「アシトを無意識に下に見ている」と冨樫に指摘(13巻)
  • 対船橋戦の観戦の後、泣いている杏里に冨樫が遭遇(20巻)

 

最後のエピソード、なぜ泣いているのか現時点では明らかになっていませんが、観戦中の花がらみでしょう。恋破れた乙女…

 

で、その恋破れた乙女に遭遇するのが冨樫なんて…ラブコメの波動を感じる…

個人的な冨樫ベストゲーム:東京VANS戦

冨樫のベストゲームは武蔵野戦と東京VANS戦で迷ったんですが、私的には東京VANSですね。

 

先ほど書いたように、冨樫の最大の欠点はその「決めつけ」でした。武蔵野戦ではユース昇格生への決めつけはある程度弱まりましたが、その欠点が完全に解消されたとは言い難い…冨樫自身もその欠点には無意識だったでしょう。

 

でも東京VANS戦の場合は、冨樫は意識的に視野の練習をし、その成果が出た試合でした。

 

朝利と竹島への指摘や、その後のキラーパスは本当の意味での彼の成長の証ではないかと思います。

 

単行本14~16巻あたりが東京VANS戦に絡む巻ですので、是非冨樫に注目してもう一度読んでみてください!

まとめ

この記事では、

・冨樫の基本情報

・冨樫の特徴

・冨樫と杏里の関係

・冨樫のベストゲーム

についてまとめました。

 

特に「決めつけ」とそれの解消、は彼を語る上で非常に重要だと思います。

 

ぜひアオアシを読み返す際は、冨樫のこの点に注目して読んでみると良いのではないでしょうか。

 

ちなみにエスペリオンユースの他のメンバーの一言コメントや解説記事を一つの記事にまとめてあります。興味がある方は以下のリンクからどうぞ!

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