今回はアオアシの黒田を徹底解説したいと思います! 割と私は好きなキャラです。
黒田は序盤、アシトと対比する形で、そして朝利と並んで「ユースの選手」の代表格として扱われます。
ユース選手はこういうものなんだ、という特性を兼ね備えた選手ということです。
ただ、朝利と違うのは、その超合理的思考で、割とアシトに対しても公平に見ていたところ。
彼は好き嫌いを排除して客観的な視点で物事を見られると私は思っているのですが、感情を排除しているがゆえにその感情が表に出にくい。
そこら辺で冨樫とも衝突しました。まあ冨樫との衝突はユースの特性というもっと根深いところから来ていますが…
そんな冷静な黒田ですが、内に秘めた熱い心…というよりは蛇のような執念があり、ピンチに陥るとその芽が出ます。
ということで、早速黒田について基本情報からまとめていきますね!
【アオアシ】黒田勘平の基本情報
- 体格は小さい。ホワホワした印象。
- ポジションはMF。明記はされていないが多分守備的MFの方が多い。
- 非常に合理的な思考をする。
- 実力は同期随一。朝利とともにAチームに最速昇格。
- 「プロになるため」を最優先する、望コーチ曰く「最もユースらしい選手」。
ちなみに名前の由来は黒田勘兵衛ですかね、多分。まあ小林先生は直感で名前をつけるところがあるので定かではないですが…
(例えば青井は最初青野だったらしいですし、一条花は最初阿久津花だったそうです。)
黒田は物語序盤からぐいぐいストーリーに絡んできます。オフィシャルブック用の撮影会で橘から紹介されたのが初登場シーン。
黒田自身のコミュ力は普通だと思いますが、1年生のユース昇格生組のコミュ力が遊馬以外無さすぎて、結果的にアシトたち外部組との連絡役というか、黒田を橋渡しにしてお互いがコミュニケーションしている節があります。
ちょっと他の1年生コミュ力無さすぎ…
また、朝利とともに1年生の中では技術が高く、Aチームに最速昇格しました。武蔵野戦前には二人とも降格してしまいましたが、黒田はアシトが昇格するタイミングで一緒に昇格。
さて、そんな黒田の特徴ですが、ここでは3つ挙げて解説していきたいと思います。
【アオアシ】黒田の特徴その1:堅実な理論派。「最もユースらしい選手」
何と言っても黒田の特徴はその合理性。全て理論で動きます。感情のままに動く、といったことがほとんどありません。
あまり長所としてクローズアップされることがありませんが、彼の「物事を客観的に見ることができる」というのは貴重な能力だと思います。
アシトと朝利がもめていた時も、彼はアシトの意見が正しいと思った時にはちゃんとその意を表明しています。
終始中立な立場で物事を見ていました。
武蔵野戦でも冨樫に「お前の動きには全てちゃんと意味がある」ということを言われてましたね。
まさに、プロになるために全ての行動を合理的にとる、という、プロを目指すユース生の思考を代表したキャラクターになっています。
ただ、その合理性は時にもろさとなります。
一番わかりやすいのが武蔵野戦前の夜練の拒否ですね。
橘が提案した、ロングボール戦術の夜練を、黒田は「オーバーワークだよ」と言って参加しませんでした。
スポーツでは時に不合理なことも起きます。そのようなことが起きた時、黒田のような合理性は弱さとなるんでしょう。冨樫との確執もそこの部分が関係していました。
のちにAチームで苦しんでいる時に望コーチにアドバイスをもらいに言った後、守備の夜練に参加すると言った黒田。
後で詳しく書きますが、彼も冷静に見えて熱いハートがある男で、望コーチにアドバイスをもらった後は割とその面を意識的に出そうとしています。
黒田はまだAチームでは活躍の場がないんですが、今後、黒田回もあるといいですね。試合に出るとしたら馬場さんの位置あたりかな…?
【アオアシ】黒田の特徴その2:全体のバランスを取るのがうまい
これ、私が読んでいて思ったことで、漫画内ではあまり強調されていないんですけどね…?
アシト、朝利、黒田のトライアングルでアシトが気づいたように、自分勝手に進むアシト、よくオーバーラップする朝利のバランスを取る位置にいつも黒田はいます。
よくよく黒田に注目してアオアシを読んでみると、試合以外でも黒田は割とバランスを取る立ち位置になることが多いんですよ。アシトと朝利が険悪だった時もちょうど中間の立ち位置にいましたし…
黒田はいつも冷静かつ中立的な立場にいます。また、常に客観的に物事を見ようと努めていることが伺えます。
結局ユース昇格生とアシトたち外部組との間を取り持っていたのも結果的には黒田でしたしね…
個人的にはAチームでの小早川的な役割ができるんじゃないかと思っています。個を消してチームのバランスを取る役割…
【アオアシ】黒田の特徴その3: 飄々とした性格の裏に隠し持った執念
この記事で一番言いたいことがこれです。何と言っても黒田、飄々とした性格の中に隠し持った熱いハート…というよりは執念深さ。
目が細いんで本当に蛇のイメージがあります笑
それが一番あらわに出たのが武蔵野ユース戦ですね。金田相手にミスをし、そこが起点になって失点をしたあのシーンです。
そのあとの黒田はまさに執念深い。怪我をするのも構わずゴール付近のボールをクリア。さらにその怪我を押して後半出場。確執があるはずの冨樫との共闘…
冨樫の過去でちょっと触れられていましたが、ユース昇格生のプレーの優先順位は①怪我をしない②プロになる③勝つ、の順番です。
プロになることを最優先にしているはずの黒田が、怪我を厭わずにボールをクリアしたんですよ? 大事件です。
この時は自分の責任で負けるなんてプライドが許さない、という感じでしたが、Aチームで苦しんでいる時、望コーチにアドバイスをもらって「なりふり構わずやる」ということを覚えたようで…
黒田はその姿勢が自分に無かった、と思った感じなのですが、私からすると、元から自分の内に眠ってたものを意識的に出すようにした、という感じですかね。
今後の黒田の活躍に期待です!
個人的な黒田のベストゲーム:成京戦
武蔵野戦にしてもよかったんですが、あの試合色々詰め込まれすぎていて橘や朝利の記事でベストゲームにしてしまったんで、黒田のベストゲームはあえてBチーム初戦の成京戦にしたいと思います。
アシトと朝利と黒田でトライアングル組んだ試合ですね。
この試合のハーフタイムで、冨樫がユース選手をバカにした発言をしたことを咎めたアシトに対し、後半開始の時に黒田が礼を言ったことが印象に残っています。
彼はたとえ感情的に嫌っていても、言うべきことはちゃんと言える選手なんだと思いました。入学式の朝利の発言を咎めた時もそうでしたが。
その後もトライアングルを理解しようとするアシトに対し、サポートするような姿勢を見せていました。
トライアングルのおさらいも全部黒田。朝利ももうちょっとセリフ面でも仕事しようぜ…
まとめ
この記事では、
・黒田の基本情報
・黒田の合理性と内に秘めた執念
・バランスを取れる黒田
・個人的黒田のベストゲームである成京戦
についてまとめました。
アシトの最初の課題であり、トライアングル後は良き理解者となった黒田。
Aチームに上がった後はまだ試合に出場しておらず、あまり活躍の場がないですが、B チームの時と同じようにアシトとプレーするのを楽しみにしています。
ぜひ黒田に注目してアオアシを読み返してみてください! 彼の合理性と中立的な態度がよく分かると思います!
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