この記事ではアオアシの大まかなあらすじを説明します。
アオアシはコミックス数冊ごとに物語の区切れがある構造になっているため、章分けがしやすいです。
管理人の独断と偏見で勝手に章分けをしつつ、大まかなストーリーを語ってみました。
ちなみに(当たり前なんですが)最新刊までのネタバレは入っているので、読んでない方は要注意です。
アオアシ第1章:アシト旅立ち〜エスペリオンユース入団編(1巻~2巻)
あらすじ
主人公の青井葦人(アシト)は愛媛に住むサッカーが好きな中学生。得点に強いこだわりのあるFWです。
短気な激情型で、中学生最後の試合も挑発に乗ってしまいレッドカードで退場。
しかしその試合をたまたま(?)見ていたエスペリオンユース監督の福田達也は、アシトに才能を見出し、ユースセレクションの書類を渡します。
アシトの家は決して裕福ではなかったのですが、東京までの費用を兄が貯めてくれ、アシトは一路東京へ。
持ち前のど根性と「俯瞰」の力で、見事ユースセレクションに合格するのでした。
というところまでが第1章です。セレクション最終試験でのユースの圧倒的な力、それに対抗するアシトのど根性、という対比が胸熱な展開です!
ユースセレクションの最後のアシトのゴールは本当に心が熱くなりました! ちゃんと「俯瞰」の能力の伏線になっているんですよね。
アオアシ第2章:エスペリオンユースで苦しみながら成長していくアシト編(3巻〜6巻)
あらすじ
エスペリオンユースに無事合格したアシトだったが、技術はもとより、これまで感性のみでプレーしてきたためにフィールド上での思考力が全くと言っていいほど欠如していた。
そのため、同期との実力差は明白。ユースの練習にもついていけない、という有様。
だが、アシトは持ち前の反骨心で、周囲に教えを請い、また猛烈な練習量で急激な成長曲線を見せる。
ユース入団初日の紅白戦ではボールを回してもらえなかったアシトだったが、Bチーム初戦でトライアングルの概念を掴むと、次戦でも得点し、大活躍。そんなアシトを福田監督はクラブハウスに呼び出し、「あること」を告げる...。
アシトがFWとしてエスペリオンユースのBチームとして奮闘する章です。主に起きるイベントとして
・新入団生限定紅白戦での活躍と屈辱
・止めて、蹴るの習得
・朝利と黒田とのトライアングル
・大活躍の後の福田監督からの衝撃の言葉
ですね。
ネタバレありなんで「あること」なんて書く必要はなかったんですが、それでも書いちゃうくらいあの福田監督の一言は衝撃的でしたね...
朝利と黒田とトライアングルを通じて仲良くなった章でもありました。
アオアシ幕間:DF転向と向き合ったアシト編(7巻)
あらすじ
ここに本文を記述DF転向を言い渡されてショックを受けたアシト。だが花や母親の言葉もあり、「周囲に迷惑をかけないように」とDFに取り組むことを決めた。
さらに竹島に促され、栗林のプレーを見返したアシトは、「首振り」の重要性を理解し、その練習に勤しむ。
その結果、自身の武器である視野の能力を大きく高めることに成功したのだった。
この部分、次の章に入れるかどうか迷ったんですが、7巻と8巻の間で時間が経過しているし、8巻はBチーム編で一番熱い武蔵野編なので幕間としてみました。
「俯瞰」の能力につながる大事な首振り練習が登場するところですしね。
個人的にはアシトが落ち込んでから復活するまでの心の動きや周囲のサポートが丁寧に書かれていて割と好きな巻です、7巻。
アオアシ第3章:激闘! 対武蔵野ユース編(8巻〜12巻)
あらすじ
アシトがDFに転向してからエスペリオンユースは4試合勝ちなし。アシトもベンチにすら入れず。
しかし、自身の視野を広げるために地道に練習してきたアシト。久々にDFとして出た試合でその成果が出て自信に繋がっていく。
一方で、得点が取れず落ち込む橘、冨樫と竹島の確執など、チームは多くの問題を抱えながら、東京都リーグ暫定1位の武蔵野ユース戦へと望む。
武蔵野ユースにはかつてアシトとセレクションを戦った金田と中野が在籍。特に金田は自分が落ちたのはアシトのせいであるとしてアシトを恨んでいた。
団結力のある武蔵野ユースにアシトたちは最初苦戦するも、橘の覚醒、冨樫と竹島、黒田の連携を経て最後には相手を圧倒。アシト自身も広い視野で周囲をコーチングしつつ自身もゴールし、勝利に貢献。
アシトは大友、冨樫、黒田とともにAチーム昇格を決めるのだった。
色々盛りだくさんでアツい武蔵野戦を中心に描いたこの章。
・アシト俯瞰とコーチング能力を得る
・冨樫と竹島、黒田の確執
・橘の覚醒
がメインです。ここに本当は望コーチの大活躍を入れたいぐらいなんですが笑
個人的には金田の成長が見られたのもよかったです。環境は人を変える...!
アオアシ第4章:アシトたち、Aチームでの奮闘編(13巻〜14巻)
あらすじ
Aチームに上がったアシトたちだったが、そのレベルの違いに圧倒される日々が続く。
そんな中、福田監督が言い放った「レギュラーとサブの差が大きいとチームは弱くなっていく」にアシトたちは発奮。夜練習を始める。
特にアシト、朝利、竹島、冨樫のDFラインはロープを使った夜練習を始める。
この機会に1年生たちはそれぞれが己を見つめ直し、大幅に成長したのだった。
アシトたちがAチームに上がって苦労する章です。
・対柏台商業戦
・夜のロープ練習
・冨樫の視野練習
などがメインです。
1年生ズの底力と、アシトの守備力の底上げが見られます。ロープ練習はハリル監督がオリジナルらしいんですが、本当に画期的な練習だと思います。感覚派なアシトにもぴったりフィット。
何気にこの章の主役は冨樫。アシトを下に見ていたことをお嬢に指摘され、福田監督からは注意され、どん底の彼がアシトを見習ってハイ上がります。
アオアシ第5章:ゼロに抑えろ! 対東京VANS編(15巻~16巻)
あらすじ
U-18日本代表招集のため、義経、山田、高杉、阿久津の4人がチームから抜け、控えメンバー中心でプレミアリーグに望まざるを得なくなったエスペリオンユース。
アシト、竹島、冨樫、朝利の4人は東京VANS戦にDFとして出場。続けていたロープ練習の成果が出て、苦労するも相手をゼロに抑える。
一方、控えメンバー中心のチームで核となるはずの桐木は周りを切り捨て、自分勝手なプレーで攻撃が噛み合わない。
だが、チームの献身を感じ取った桐木は、自身のエゴの形を変え、遊馬に素晴らしいラストパス。先制点を奪う。
さらに終了間際、またも桐木のアシストから、攻撃参加したアシトが追加点を奪い、攻守コンプリートしたサイドバックへのきっかけを掴むのだった。
ざっくり説明すると色々な要素が抜け落ちますねこの試合笑
注目点は
・アシトたち1年生DFの奮闘
・桐木のエゴと仲間の献身
・大友の「Let it roll!」
あたりでしょうか。最後のゴールでアシトが全て持っていきましたが、個人的には大友の活躍回です。
大友好きな人は絶対この章を読むべきですね。
アオアシ第6章:アシト覚醒なるか!? 対船橋学院編(17巻~20巻)
あらすじ
東京VANS戦でゴールを挙げたアシトは、続く試合でもゴール。攻撃も守備もできる「攻守コンプリート」したサイドバックに至る感覚を掴み始めていた。
一方でU-18日本代表では阿久津が苦戦するも、自らのエゴを力に消化し、活躍。万全の体制で日本代表のトリポネ率いる強力攻撃陣を要する船橋学院戦を迎える。
エスペリオンユースは、この試合を最後に引退を表明した平を試合に出そうと序盤から5レーンサッカーで船橋学院のゴールに迫り、先制点を挙げる。
だが船橋学院も対応し、試合は一進一退の様相を見せる。
拮抗した展開で悪い意味で打開の鍵となったのはアシト。この試合で攻守コンプリートの感覚を掴もうとしたアシトは攻撃の感覚に酔ってしまう。そこを突かれたエスペリオンユースはカウンターからトリポネに同点にされてしまう。
カウンター時、トリポネの動きは全て読んでいたアシトだが、世界基準のフィジカルの前に読みは意味をなさなかった。その事実にショックを受けたアシトはプレーがだんだんと荒くなり、ついにはトリポネのシュートをペナルティエリア内でハンドしてしまい退場。
交代枠は使い切ってしまい、平は試合に出られなかった。しかし10人になったエスペリオンユースは、栗林を中心に終盤に一気呵成のカウンターから同点にして試合をなんとか引き分けに持ち込んだ。
この章、ちょっと区切りが悪いんですよね。17巻の前半はU-18日本代表の話で、20巻の後半は青森星蘭に金子記者が取材する話なのでどちらも閑話休題といった感じ。この章に入れてしまいましたけどね。
ということで内容が結構盛りだくさんです。
・阿久津のU-18代表での成長
・平の引退騒動
・攻守コンプリートのために周りを切り捨てようとするアシト
・アシトレッドカードで退場
・阿久津、栗林の執念で引き分けに持ち込む。
一言でいってしまうと、アシトが調子に乗った挙句ダメだった、という章ですね。代わりに阿久津と栗林が大活躍。
管理人も(杏里と同じく)東京VANS戦からのアシトは調子が良さそうに見え、このまま突っ走っていくのではないかと思ったのですが、そんな上手い話はないよ、という話でした。
アオアシ第7章:エスペリオンユース試練の時! 対青森星蘭編(21巻〜)
あらすじ
トリポネに屈したアシトは、阿久津の元で守備を一から学び直すことを決意。試合には出ずに一から守備を構築し直す。
一方で、船橋学院戦の後からキャプテンに就任した阿久津。慣れないキャプテンだったが、周囲のサポートもありなんとかこなしていく。
だが、ユースカップの対ガノン大阪戦。1年生を多く出場させたこの試合でエスペリオンは1対5と大敗してしまう。
原因がわからないチームはもがき苦しみ、状態を落としていく。この状態で迎えるプレミアリーグ最終戦は1年生の司令塔・北野率いる高校最強の青森星蘭。
エスペリオンユースは果たしてチームを立て直し、青森星蘭に勝利することができるのか?
現在進行系で進んでいる章になります。主役は間違いなくキャプテンになった阿久津。彼の不調がチームに伝染し、エスペリオンユースそのものが完全な不調に陥ります。
今までは個人個人が壁にぶち当たって乗り越えてくるストーリーでしたが、この章はエスペリオンユースというチームそのものが壁にぶち当たっているように感じます。
チームとして壁を乗り越え、一皮剥けることができるのでしょうか?
まとめ
この記事ではアオアシのあらすじを章分けしながらざっくりと振り返りました。
アシトの行動に絞って振り返ってみると
・アシト愛媛からエスペリオンユースへ
・ユースBチームでのFWとしての成長→DFへ転向
・DFとして成長し武蔵野戦で活躍→Aチームに昇格
・DFとしてロープ練で修行→東京VANS戦で活躍
・船橋学院戦で鼻っ柱を折られる
・そして青森星蘭戦へ...
という流れになっています。基本的には挫折→成長の繰り返しになっています。
また新刊が出たら更新していきますね。