アオアシにおけるアシトの目標であり、「エスペリオンユース最高傑作」と呼ばれる栗林晴久。
誰がモデルなのか、気になりませんか? ということで、栗林のモデルを調べました。
もちろんモデルが一人とは限らないのですが、
・メインのモデルは誰か?
・後付けで使われている久保選手の設定
を解説していきたいと思います!
ちなみに栗林についてのモデル以外の解説記事も書いておりますので、興味がある方は下のリンクからどうぞ!
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【アオアシ】栗林晴久について徹底解説! 「エスペリオンユースの至宝」の天才度は伊達じゃない!
この記事ではアオアシの栗林晴久について解説します。 アオアシ中でおそらくアシトの目標になるであろう栗林。 物語の序盤はニュース記事などで「天才」「エスペリオンユースの至宝」として、物語の ...
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アオアシ・栗林晴久のモデルは元柏レイソルユース、モンテディオ山形の比嘉厚平選手!
小林先生のホームページに答えが書いてありました(身も蓋もない)。
この比嘉選手の話は、アオアシの中でふんだんに生きています。栗林の描写です。
のところです。
比嘉選手の詳しい経歴はこちらのページやWikipediaに譲ります。2016年に現役を引退したJリーガーの方です。
失礼ながら管理人は存じ上げなかったのですが...
経歴を短くまとめると、
・柏レイソルユース黄金世代。各世代で代表として活躍
・2008年にはトップチームとの2種登録(ちょうど栗林と同じ登録形態ですね)
・同2008年の対中国戦で両足を負傷
・2009年からトップチームに昇格するも、怪我の影響からか活躍できずに2016年の年末に引退を発表
柏レイソルユース時代は
「比嘉にボールを集めたら何とかしてくれる」存在
(上に貼った小林先生のホームページの工藤選手の話より引用)
と、まさに栗林のような存在だったよう。
高校3年生の時に2種登録(ユースとトップチームの掛け持ち。栗林のよう、と言ったほうが伝わるか)で柏レイソルのトップチームへ...
となるはずだったのですが、その年のカタールU-19国際親善試合の中国戦で膝に大きな怪我を負います。
この怪我でどうやら昇格は見送られたよう。
その翌年に柏レイソルのトップチームに改めて昇格しますが、怪我の影響もあったのか思ったような活躍ができず、引退、という経緯だったようです。
膝の怪我の要素はむしろ福田監督の設定に使われているような気がします。スポーツ選手は怪我で選手生命が台無しになることが多いですね...。
栗林のモデルは久保建英選手じゃないの?
2020年現在、スペインで大活躍中の久保選手。幼い頃から天才と言われ、その視野の広さとボールタッチはまさに栗林を彷彿とさせます。
そういうわけで栗林のモデルは久保選手ではないの?と思い、管理人も色々調べてみたのですが情報が一切見つからず。
アオアシが連載し始めたのが2015年の6月。
久保選手がヨーロッパから帰国してFC東京の下部組織に入団したのが2015年の3月。
連載前にキャラの設定などは練っているでしょうし、本当にモデルにする気があるなら取材などをすると思うので、ギリギリですが久保選手のモデル説は無いかなあと管理人は思います。
しかし、
実は栗林の設定で、後から久保選手を参考にしたと思われる部分があります。
それがアオアシ20巻で描写される、栗林のトップ契約の話。
栗林の契約期間は、18才の誕生日まで、というものでした。どういうことか? 育成部長の加瀬さんの言葉を引用しましょう。
育成年代を終え国際移籍が可能な18歳になれば、君は移籍金なしの状態でどこのオファーも受けられる。そういう趣旨の契約書だ。
(アオアシ20巻より)
つまり18歳までに栗林に世界に出て行って欲しい。その時にネックとなる移籍金の問題は取り除いておいたよ、という趣旨です。
この契約、ほとんどそのまま久保選手がFC東京と交わした契約になっています。
久保選手はスペインのビッグクラブ、バルセロナの下部組織に所属していました。
しかし、バルセロナがFIFAの規約に違反して18歳未満の外国人選手を獲得していることが発覚し、その制裁で久保選手は試合に出場することができなくなってしまいます。
そのため、日本に戻ってきたわけですね。
激烈な獲得競争の末、FC東京が久保選手を獲得したわけですが、その際に久保選手サイドが譲らなかったのが上記の栗林と同じ、「18歳の誕生日で契約満了とし、移籍金がかからずにバルセロナに戻れる」契約だったわけです。
栗林の場合はエスペリオン側がそういう契約を持ちかけましたが、久保選手の場合は久保選手側からだったっぽいですね。
詳細な事情はこちらのREALSPORTSの記事が詳しいです。
なんにせよ、栗林の契約に関しては思いっきりこの久保選手の事情がモデルになったようです。
栗林のボールタッチはジダンを参考にしている!?
調べている過程で小林先生と将棋の広瀬先生が対談しているある記事を見つけたんですが、そこにあったこの一言。
あの栗林の「ボールどころか身体にも触れられない」っていうシーンは、フランスのエースだったジダンのプレイ動画を見て描いたものです。
ジダン!!
マジで栗林みたいなのかジダン! (←普通順番が逆)
と思ったので、思わず動画を探してしまいました。
そして見つけたのが以下の2つ。
...ジダンの名前は知っていたし、すごい選手なことも知っていましたが、実際にプレーを見ると確かに栗林みたいな...←ジダンに失礼
管理人の中では頭突きのイメージしかなかった(汗)んですが、印象が180度変わりました。
漫画とはいえ、栗林こんなことやってんのかいな・・・そりゃ最高傑作だの言われるわけですわ汗
まとめ
ということで、栗林選手のモデルは比嘉厚平選手! という調査記事でした。
久保選手も後から参考にしたようです。また、栗林のプレーのイメージとしてはジダン選手がモデルとなっているようです。
2020年現在では久保選手の成長曲線がもはや漫画の中の栗林を超えつつあります。栗林も久保選手に負けず頑張ってほしいものです。